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バンクシー「Bomb Hugger(少女と爆弾)」作品解説【Banksy, Bomb Love】

2023-11-19

アーティスト: Banksy
タイトル: Bomb Hugger
技法: シルクスクリーン
制作年: 2003
サイズ: 縦 700mm × 横 500mm
エディション: サイン入り 150
        サインなし 600
        AP 44
サイン: エディションナンバーのみ
COA: あり

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バンクシー作品「Bomb Hugger(少女と爆弾)」:少女はなぜ、爆弾を抱きしめているのか?その意味を徹底解説

バンクシーの「Bomb Love(愛の爆弾)」または「Bomb Hugger(少女と爆弾)」として知られているこのグラフィティアート作品は、バンクシーの活動初期にあたる1990年代には既に誕生しており、バンクシーはステンシルを元に数点のオリジナルを制作しました。

2002年にはロサンゼルスで開催されたバンクシー初の展覧会「Existencilism(イグジステンシリズム)」で初めて展示されています。

爆弾をおもちゃのように抱きしめ微笑む少女の無邪気さ純粋さと、爆弾が生み出す暴力と破壊を対比させると同時に、彼女が抱きしめるこの「致命的な武器」が今にも爆発するかもしれないという不安を私たちに与えます。

大企業(DS)が爆弾をおもちゃのように大量に製造・販売し、「戦争は金儲けになるからやめられない」という彼らの闇の事情が透けて見えるようです。

エディション作品が発売された2003年は、パレスチナとイスラエルの対立が激化した年でした。

一方で、「愛」に優るものはこの世に存在せず、「Bomb Love(愛の爆弾)」は、戦争や暴力に打ち勝つことができる唯一の守護神であり、敬意の念を抱いているようにも見えるのです。おそらく、この少女はその愛の抱擁によって爆弾を無害なものへ変化させることができるでしょう。

実際、彼女の顔に浮かんだ笑みは、爆弾を抱きしめていることが心地よさそうにも見えます。毎日無数の爆弾や兵器が製造され、地球上のどこかで使用されていますが、大抵の場合、兵器は世界の平和を維持するために必要だという口実のもと、戦争が矮小化され、おもちゃで遊ぶように、何の影響もない無害な遊び道具として表現されていることも浮き彫りにしています。

Bomb Hugger(少女と爆弾)作品詳細

エディション作品の「Bomb Hugger(少女と爆弾)」は2003年に発売。サインなし(Unsigned)が600枚。そして、サイン入り(Signed)が150枚、合計750枚が発売されています。その他、44枚のAP(アーティスト・プルーフ)も存在しています。

バンクシーとは直接関係ないですが、人気トイメーカーのメディコムトイでも「Bomb Hugger(少女と爆弾)」のスカルプチャーを発売しています。

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