Banksy 伝説のゲリラ・エキシビション「Turf War」2003

BRANDALISM(ブランダリズム)

Branding(家畜に焼印)+ Vandalism(破壊行為)=BRANDALISM
造語

 

2003年7/18、イースト・ロンドンのエリア、ダルストンに、突然予告なしに現れた Banksy(バンクシー) 伝説のエキシビション「Turf War(ターフ・ウォー)」でした。

会場となったのは、長年放置され続けてきた倉庫で、バンクシーのエキシビションがどこに出現するのか、誰にも気づかれないように会場の場所など詳しい情報も当日まで公表されていませんでした。

 


(権力の象徴である警察官がスマイリーの顔をした「Flying Copper」)

 

エキシビション会場では、バンクシーの作品やグッズを購入していく人もいましたが、多くの来場者はまだ、Banksy(バンクシー)がどれほどのアーテイストなのか、気づいている人は少なく、過激なところだけを見て好き嫌いを判断していた人が多かったのではないでしょうか。

 


(家畜に焼印を押すようにステンシルで牛にBranding)

 

廃棄された車や、牛、豚、羊の家畜の体にステンシルペイントを施し、会場内に展示したことは物議を醸し、そのことで、動物愛護団体から強い批判を受け、動物愛護団体の活動家の中には、エキシビション会場の倉庫のレールに自分自身を鎖で繋いで抗議した女性活動家もいました。

ベジタリアンやビーガンがいる一方で、ふつうにお肉を美味しいと思って食べている人たちがいる。しかも、その人たちが今、食べているお肉は、ついさっきまで生きていた牛や豚や動物たち。

これもまた、Banksy(バンクシー) 流の一歩先行く動物愛護の精神を、ヴァンダリズムを隠れ蓑に、見る者の心に訴えかけていたのだと受け取っています。

 


ジム・フィッツパトリックの名作「Viva Che」をオマージュした作品。

 


天井から吊るされた木材にステンシルペイントされた「Love Rat」

 


(中世ヨーロッパの風景画にバンクシーが描き加えた「バンクシーならでは」な作品)

 


(聖母マリアがイエスに飲ませている哺乳瓶には毒が…「Toxic Mary(Double)」)

 


(エキシビション会場近くにボム(Bomb!)された「Happy Chopper」)

 


(ステンシルペイントされた家畜のヤギ)

かわいそう、残酷!なんて批判を当時、ずいぶん耳にしましたが、そう言いながら、みんな平気で「美味しい!」ってパクパク食べちゃいますしね、お肉。これのどこが残酷?と思いますが。

 


(地下鉄のポスターに描かれたバンクシーのネズミ)

 

ジェイミー・オリバー(今やコヴェントガーデンにレストランを出すまでになったイギリスの家庭料理と言えばこの人)やBBCで番組キャスターを務めていたサラ・コックスなど、セレブ達も話題になっていたバンクシーを一目見たいと会場に足を運びましたが、誰一人としてバンクシーに会えた人はいませんでした。

 

本来なら、7月18日から24日までの1週間、開催されるはずだったBanksy(バンクシー)のエキシビション「Turf War」でしたが、バンクシーに逮捕状が出されたことでオープニング3日後の21日にエキシビションを閉鎖しました。

当時はまだ、一部の熱狂的なグラフィティアート・ファンにしか知られていなかったBanksy
ファンの間では伝説のエキシビションになっています。

 

まだまだ Banksyの作品を見たりないという人はこちら。
エキシビションThe Art of Banksy -アムステルダム

 

2017年3月、Banksyがパレスチナとイスラエルを分ける分離壁の前にオープンさせたホテル「The Walled Off Hotel」。
→ Banksy「The Walled Off Hotel」

 

Banksyのエディション作品を自宅に飾りたいという方はこちらから。
→ Banksyの正真正銘本物、COA付きエディション作品

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