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バンクシーがニューヨークを占拠した1ヶ月を追ったバンクシー・ダズ・ニューヨーク

2013年10月1日、Banksy(バンクシー)はニューヨークの街全体を巻き込み、奇想天外なパフォーマンスを始めた。

バンクシーのパフォーマンスは10月1日から10月31日までの1ヶ月の間、ニューヨークのどこかに、毎日1作品、投下して行くというものだ。

特定の場所は公開せず、新しい作品の写真や動画を公式サイトにアップするだけ。

ニューヨーカー達は血眼(ちなまこ)になり、ストリートとインターネット上の両方でバンクシーが残した作品を探し周った。その様子を追ったのが、NYCのテレビ局「HBO」が製作したドキュメンタリー「Banksy Does New York=バンクシー・ダズ・ニューヨーク」だ。

登場する内容…

・高級ギャラリーが建ち並ぶエリアの汚れた高架橋の下で、ブラジルを代表するストリートアーティスト「OS Gemeos」とのコラボ作品を展示…..

・老舗オークションに出品すれば、数千万円で売買されるバンクシーのサイン入りキャンバス作品をおじいさんが露店で1枚60ドルで販売すると、一日の売り上げがたった420ドルにしかならなかった美術品の矛盾を追った映像…

・これから食肉になる牛、豚、鳥、羊などのぬいぐるみを乗せたトラック…

・バンクシーが残した作品の写真撮影に1回5ドル要求し始めたニューヨーカー達の姿と…5ドルを払ってまで写真を撮りたいニューヨーカー達…

・2013年当時のニューヨーク市長「マイケル・ブルームバーグ」を怒らせ、非常事態宣言まで発令させる始末。

・手から離れた赤い風船に手を伸ばす「Girl with Ballon」の女の子がいないバージョンを残し、ニューヨーカー達が手を伸ばす女の子の役をして、写真を取りネットに拡散するまでが作品のインスタレーション。

・スーパーマーケットの壁に残されたバンクシーの作品。他のグラフィティアーティストに消されないためにアクリル板で保護し、店の名物にするスーパーのオーナー。

・クイーンズ地区に残された廃材でできたスフィンクス。大型商業施設の建設に伴い廃業予定の自動車修理工場の男たちがそのスフィンクスを持ち去り、現代アートギャラリーのオーナーに即転売。

今ならまだ、You Tubeで無料で見る事ができます。

消される前に急げーーー!

日本語字幕版の「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」をゆっくり見たい方、無駄なCMなしに落ち着いてこのドキュメンタリーを見たい方にはAmazonやYoutubeで正規版のご購入をオススメ!

まとめ

「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」では、米軍や、食肉業界に対する批判。同じ作品でも、お爺ちゃんが露天で無造作に販売するとほぼ誰も目もくれないが、オークションで出品すると、数千万円の価値が付いてしまう現実…

「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」は人間の欲、社会や政治の矛盾を愛と皮肉たっぷりに描き出した壮大なドキュメンタリーになっています。アーティストとして作品を残すだけでなく、社会問題を提起し、議論を巻き起こす社会活動家と呼ばれるのも、この作品を見れば納得です。

バンクシーの作品が本物かどうか、バンクシーが存在するのかどうか…?そんなことを考えるのがバカバカしくなるくらい、人間の本質をむき出しにして見せ、たっぷり考えさせてくれるのがこのドキュメンタリーであり、NYCでの1ヶ月に渡るパフォーマンス全体がアート作品と呼べるのかも知れません。


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