バンクシー展に行ってバンクシーの作品が好きになった。メディアやSNSでバンクシーの作品を見てバンクシー作品にハマった。
などなど「バンクシーの作品を自宅に飾りたい」と思う人が増えてきている。また、日本国内の大型バンクシー展の影響も大きい。
2020年以降、本物のバンクシー作品に関する問い合わせが一気に増えたのもその証拠の1つかもしれない。
バンクシー作品を所有する5つの意味
この記事では、これからバンクシー作品を購入しようと考えている方のために、本物のバンクシー作品を所有することで得られる5つの意味について紹介しようと思う。
*ここでいう本物のバンクシー作品とは、2008年にバンクシー自らが設立した、唯一のBanksy(バンクシー)作品の認証機関「ペストコントロール」が発行するCOAが付属する作品のこと。
本物のバンクシー作品って何?ペストコントロールのCOAって何?という方はこちらの記事がオススメ → バンクシー作品「本物と偽物の見分け方」。
これから紹介する内容は僕が本物のバンクシー作品を仲介・販売する際に、海外、日本を問わずコレクターと接する中で気付いたことだ。
歴史に残るアーティストの作品が飾れる
2003〜2005年、バンクシーは大英博物館... ルーブル美術館... Tate Modern... MOMA... など、世界の有名美術館に無断で作品を展示。そして、その様子をSNSで世界に発信し、世界中の人から注目を集めた。
これまでそんなことをやってのけたアーティストはいただろうか?
2018年、サザビーズ・ロンドンのオークションで作品が落札。その直後、額縁に内蔵されたシュレッダーで作品をビリビリに細断し、世界中の人々を驚かせた。
これまでそんなことをやってのけたアーティストがいただろうか?
公式のインスタグラムには1200万人近くのフォロワーがいる。まずは、そのアカウントで新作を発表。まずは1200万人に作品が拡散される。そして、その情報が世界中のSNSや大手メディアなどを通じ拡散される。
バンクシーのようなアーティストがこれまでいただろうか?
他にも語り尽くせないほどのバンクシーの偉業がある。しかし、上で書いた事例だけを見ても、歴史上バンクシーに匹敵するようなアーティストは存在しないだろう。
バンクシーは既に歴史に名を残すアーティスト。そして、さらに進化を続ける。
そうバンクシーは美術史において唯一無二の存在である。そして、これからも新しい作品を毎年発表し続け、美術史に新しいページを刻み続けていく。バンクシーの作品を飾るということは、現在進行形で美術史に新しいページを刻み続けるアーティストの作品を飾るということ。
例えば、ピカソがまだ生きている時に、ピカソの作品を飾るのと似ているのかもしれない。歴史に名を残す作家の作品を存命中に飾ることなんて
新しい作品が発表されるたびに、自分ごとのようにワクワクする
上でも書いたが、バンクシーは現在進行形で毎年作品を発表している。
バンクシーはこれまで度肝を抜くようなパフォーマンスで新しい作品をいくつも発表してきた。これからも数えきれないほどの作品を制作する。そして、公式インスタグラムを通じて、世界中に発表していくだろう。
そして、これからどんなパフォーマンスをしてくれるのか、楽しみだ。
自分が作品を所有しているバンクシーが、美術史に新たな歴史を刻むかも知れない... もっと偉大で人気アーティストになるかも知れない... というワクワク感は何事にも変えられない喜びだ。
どこか自分の家族や親友の1人が偉業を成し遂げたような、そんな誇らしい気持ちになったりもする。
バンクシーの人気が上がれば、自分が所有している作品の価値が上がるかも知れない。というのも、ワクワク感を増幅させる1つの要素かも知れない。考えるだけで興奮しないだろうか。
バンクシー展に展示された作品と同じ作品を飾る唯一無二の体験
あなたはこれまでバンクシー展や有名な作家の展覧会に行って「この作品を家に飾ったらどうだろう?」と考えたことはないだろうか?
これは実際に体験した人にしかわからないかもしれない。だが、大きな展覧会に行った時に自分が持っている作品と同じ作品が会場に展示していると、なんとも言えない嬉しい気分になる。
えっこれ私も持ってる... うわっこれ僕の家にも飾ってる...
誰に伝える必要はないのに、自分が同じ作品を家に飾っていることを誰かに話したくなってしまう。
自分の家の空間がこの展覧会の会場の一部と同じであり。また、同じ作品を飾っている場所が小さな展覧会の会場になっている。どこか不思議な感覚を得ることができる。この感情は作品を持つことでしか感じられないのだ。
インフレヘッジや資産になる
歴史的に見て美術品というのはインフレに強い資産だと言われている。
世界最大級のヘッジファンド「ブリッジウォーター」の創業者「レイ・ダリオ」氏。彼は2022年にインフレヘッジになる資産として金、ビットコイン、美術品を予想。
世界的投資家でクォンタム・ファンドの共同設立者の「ジム・ロジャース」は、2022年のインフレヘッジとして、銀、銅、美術品だと予想している。
短期的にはバンクシー作品の価格がどうなるのか当てるのは難しい。でも、長期的にインフレになって物価が上がっても、バンクシー人気が落ちることは考えにくい。なので、バンクシー作品の価格もその時代の物価に合わせて上がっていくと考えるのが自然だ。
多くのものは購入した時点でほとんど価値がなくなってしまう。しかし、バンクシー作品は長期的に見ると、インフレヘッジになってくれる可能性が高い。
*バンクシー作品を投資目的で購入することはオススメしない。なぜなら、投資的価値ばかりに気が取られてしまい、本来得られる価値を損なってしまうからだ。長期的に作品を飾り、楽しみつつ。思い出したときに、「うわっこんな資産があった」と気付く位の感覚が1番幸せだと思う。
幅広い世代の知人や友人に自慢できる...
既にバンクシー展に行ったことのある方なら分かりやすいと思う。他の美術展とは違い、バンクシー展には、老若男女問わず、幅広い年齢層の人が訪れる。
特に20代〜30代の若い人が多いのもバンクシー展の特徴かも知れない。
バンクシー展に訪れる若者から聞こえる言葉はこんな感じだ。「かわいい」「映(ば)える」「このバンクシー好き」などの形容が多い。普通の美術館ではまず聞かないワードがよく聞こえる。これもバンクシー展の特徴であり、年代問わず、色んな人を魅了するのがバンクシーの大きな魅力だ。
もちろん世の中全員に当てはまる訳ではない。しかし、バンクシーの作品を所有するということは、あまりバンクシーを知らない人にも「かわいい」「ばえる」「好き」とポジティブな感想がもらえ、知っている人にもいいなぁと思われる憧れの作品を所有するということでもあるのだ。
ここまでバンクシー作品を所有する5つの意味を紹介しきてた。次に「本物のバンクシー作品を購入したい」人から頂く問い合わせで、最近増えてきた内容を一つ紹介しようと思う。
最近多い質問:COAって偽物もあるの?
「本物のバンクシー作品を購入したい!」という人が増えてくるにつれて、バンクシー作品を購入する際の質問内容の種類も増えてきた。
このブログで何度も説明していることだが、バンクシー作品の唯一の認証機関「Pest Control(ペストコントロール)」は、バンクシー作品を購入する前にペストコントロールが発行したCOAが付属することを確認してほしいと書いている。
ということは「ペストコントロールが発行したCOAが付属する」ということは、その作品が本物であるということでもある。
しかし、最近は、そのCOAさえも偽物があるんではないか?と言う人が出てきている。
ペストコントロールのCOAは偽造できない
ペストコントロールが発行するCOAには2023年8月現在は2種類しかない。そして、どちらのCOAも偽造できないような仕組みになっている。
たしかに、現代の技術を使えば、本物と同じように見えるCOAは作れるかも知れない。
しかし、最終的にペストコントロールのシステムに登録されている情報と作品の所有者の情報が合わないと、その作品やCOAは本物と認められない。なので、例え、偽物を作ったとしても、すぐにバレてしまう。
なので、明らかに偽物のCOAはたくさんあるが、本物とそっくりのCOAが少ないのは偽造はまずできないという事実があるからなのかもしれない。
COAの画像を見てみたい! COAについてもっと詳しく知りたい!という方はこちらの記事からどうぞ→バンクシー作品の公式COAはこの2つだけって知ってた?
最後に...
この記事では本物のバンクシー作品を所有する5つの意味を紹介した。もちろん人によっては共感できるもの、できないものもあると思う。もちろん、ここで紹介していない魅力はまだまだ存在すると思う。
現役バリバリで活躍するバンクシー。毎年、新しい作品を発表し続けている。存命中だから、本物のバンクシー作品を所有することに新たな価値が生まれる。他のアーティストではなかなか味わえない貴重な体験をぜひ味わって頂きたい。
バンクシー作品を買う前に知っておきたい5つのことはこちらをクリック。