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バンクシー バスキアへのオマージュ作品「Banksquiat」の価格が、たった1年で237.5倍に急上昇!

2020-09-25

去年の2019年10月、バンクシーが期間限定で公式オンラインショップ「Gross Domestic Product」をオープンしたのは記憶に新しい。

通常なら、数百万円する作品がたった7万円程度で買えるということで、世界中から多くの人が、作品の抽選販売に参加した。

えっバンクシーの公式ショップって何っ?という方はこちらの記事でご確認を。

バンクシーの公式オンラインショップが遂に期間限定でオープン。通常、数百万円するサイン入り作品がたった7万円から購入可能に!

「Banksquiat」たった11ヶ月で237.5倍の価格上昇!

先月の2020年8月27日に行われたイギリスのオークションで、期間限定のバンクシーの公式オンラインショップで販売された限定300枚、サイン入りのシルクスクリーン作品「Banksquiat」が出品された。

落札額はなんと11万8750ポンドで、日本円にして約1662万円(140円/£計算)。

作品の発売は2019年10月、オークションでの落札は2020年8月27日だったので、たった11ヶ月で237.5倍も上昇している。

しかも、発売時の条件で、転売屋の容易な転売を防ぐため、購入後2年間は作品の証明書であるCOAを発行しないという条件にもかかわらず、つまりCOAなしでの販売で、この上昇は少し異常かもしれない。

Banksy「Banksquiat」の作品詳細

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アーティスト: Banksy(バンクシー)

タイトル:Banksquiat

サイズ: 縦70cm x 横70 cm(額装時)

サイン:あり

エディション: 300

技法:シルクスクリーン

制作年:2019

販売時の価格:500ポンド(約7万円)

「Banksquiat」の元になったオリジナルの壁画

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2017年9月にロンドンのバービカン・センターで開催されたバスキアの個展「Boom for Real」に合わせて、バンクシーがボムしたミューラル・壁画がこの上の2作品だ。

どちらの作品も、バスキアの作品をインスパイアしている。

先日237.5倍で落札されたシルクスクリーン作品「Banksquiat」と、バンクシーがロンドンのバービカン・センターに残した上の2枚目のオリジナルのミューラル(壁画)は少し違う。

オリジナルのミューラル(上の画像)では、観覧者の前で5人が待っているが、下の237.5倍で落札されたシルクスクリーン作品では3人しか並んでいない。

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オリジナルミューラルを残した2017年から、「Banksquiat」を発売する2019年の間に、作品の細部を少し変えたいと思う気持ちの変化があったのであろう。

時間が経って、自分の作品の細部が気に入らなくなって作品の細部を変えたくなることは、バンクシーにはこれまでに何回かあったことだ。

有名な話は、2004年にバンクシーがPOW(Pictures on Walls)からリリースした作品「Pulp Fiction」が発売後、どうも作品の仕上がりに納得できなくなり、全ての作品を回収しようとしたが、既にかなりの枚数を販売していたため、回収できなかったという逸話もある。

「Banksquiat」の落札結果を受け、今後、バンクシー作品の価格はどうなる....

「Banksquiat」が、たった11ヶ月程度で、発売時の価格の237.5倍に急騰したのは少し異常かもしれない。

もちろん、コロナ禍の半年の間で、全体的にバンクシー作品の価格が急騰していること。

そして、バンクシーが「一般市民でも作品を買えるように」と、発売時の価格を約7万円(500ポンド)で、かなり安く設定していたという事情もあるが、それにしてもたった7万円の作品が11ヶ月で1600万円を越えたのは驚きだ。

コロナ後に高騰し続けるバンクシー作品の価格...

コロナ禍でのバンクシー作品の価格高騰は凄まじい。

これまで落札されるバンクシー作品のオリジナルキャンバス作品はほとんどが、数千万円だったが、最近は2〜3億円を越えることも普通になってきている。

興味のある方はこちらが→バンクシーがベツレヘムの病院に寄付したオリジナル作品が約3億円で落札された記事。

今回の「Banksquiat」のように、人気があるなし問わず、他のシルクスクリーン作品も、コロナが世界的に流行し始めた2020年3月前後から、たった半年の間で、2倍〜5倍価格が急騰している。

そして、価格上昇の勢いは今の所、止まらない。

SNSが引き起こす価格上昇の波

バンクシー作品が高額で落札された情報をSNSで見たバンクシーの作品を所有するコレクター達は、こぞって、所有している作品の価格を上げていく。

さらに、高額でも、その作品を購入する人がどんどん現れるから、「作品価格の上昇→それでも、購入者が現れる」のループが繰り返され、今の所、どんどん作品の価格が上がっている。

バンクシー作品を購入したい人にとって嫌なこのループがしばらくは継続する可能性は高い。

いつもと同じになるが、正直これからバンクシー作品の価格がどうなるかわからない。

しかし、これまでの流れと同じように考えれば、欲しい作品がある場合は、出来るだけ早めに購入した方が、安く購入しやすいことだけは確かだろう。

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