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2022年 バンクシー作品の価格予想!2022年以降 Banksy作品はどうなるのか?

投稿日: 2022-03-13 / 最終更新日: 2022-03-17

2021年はバンクシーのオリジナル作品が大きく変化した。

2021年10月にオークション落札直後にシュレッダーに細断されて生まれた作品「Love is in the Bin」が過去最高額の約29億円で落札され、新しい1位の落札額が大きく更新された。

そして、バンクシー作品の高額落札額ランキングトップ10が6作品も入れ替わった。

2022年はバンクシー作品がどうなるのか、2021年に起こったことを振り返りながら、2022年がどうなるか予想していこうと思う。

2021年コロナ禍でも継続的に新作を発表!

2021年に入り欧米諸国では海外旅行が徐々に解禁される場面もあったが、やはり国内や近場でバケーションを取ることを勧める「Staycation=ステイケーション」が推奨されるような状況は変わらなかった。

そんな中、バンクシーは登録者1100万人を越える自身の公式インスタグラムでバンクシー流コロナ禍のサマーバケーションの過ごし方を 公式インスタで公開。9つの新作を一挙公開!

バンクシーの凄さは社会の逆境に邪魔されることなく、逆にその状況を逆手に取り、自身の作品の文脈に取り入れて、世界中のより多くの人に自分のメッセージを伝えるため、最大限に利用することかもしれない。

ミニチュア・ビレッジの馬小屋

2021年8月、バンクシー流コロナ禍のサマーバケーションの過ごし方で登場した野外作品。この馬小屋にスプレーペイントされた作品は2022年1月終わりにイギリス・ニューキャッスルのオークションに出品され、100万ポンド以上(約1億5000万円)で落札された。

たった3800円でオリジナルTシャツを販売

2021年12月11日、バンクシーは自身の公式インスタグラムでオリジナルTシャツをブリストルのショップで販売することを発表。

子供用1枚25ポンド(約3800円)と大人用1枚30ポンド(4500円)で、合計2000枚〜3000枚から発売されたと言われている。

バンクシーはTシャツの全収益をブリストルの「エドワード・コルストンの銅像」をなぎ倒した事件で起訴された4人のために寄付した。

2021年 高額落札額トップ10が6作品も入れ代わる

2020年はエディション作品の価格が高騰した年だったが、2021年はオリジナル作品の価格が全体的に高騰した年になった。

2020年の初めまでは、オリジナル作品でも100万ドルの大台(1億円)を越えて落札されることは珍しかったが、2021年に入り、そんなに人気のある作品ではなくても、普通に100万ドル超えで落札されるようになった。

2022年3月現時点で最新版のバンクシー作品の歴代最高落札額は?

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2021年は高額落札額ランキングTOP10に新しく6作品がランクインしたが、その中から何作品か紹介しようと思う。

Love is in the Bin 過去最高額 約29億円

冒頭でも紹介したが、こちらがバンクシーの作品として最高額の約29億円で落札された「Love is in the Bin」だ。

オリジナル作品の「Girl with Balloon」が落札直後、内蔵されたシュレッダーで細断されるパフォーマンスと一緒に誕生した作品は今後の美術史でも語り継がれることは間違いない。

バンクシーの過去最高額の作品としては、誰もが納得の作品だ。

Sunflowers from Petrol Station 16億円

2021年11月9日にクリスティーズ・ニューヨークで開催のオークションに出品された「Sunflowers from Petrol Station」は、第3位にランクインしている。

この作品はあまりにも有名なゴッホの代表作「ひまわり」をオマージュした作品で、英国のファッションデザイナー「ポール・スミス」氏が出品した作品だ。

Love is in the Air 9.2億円

現在日本で開催されている大型バンクシー展「バンクシーって誰?」で展示されている「Love is in the Air」のオリジナル作品は2021年11月18日にサザビーズのオークションで約9.2億円で落札され、高額落札額ランキング7位にランクインしている。

この「Love is in the Air」は2022年3月27日まで名古屋で開催されている「バンクシーって誰?展」で見ることができる。

2021年エディション作品の価格が落ち着く

*ここでいうエディション作品とは、Pest Control(ペストコントロール)の発効するCOAが付属した、シルクスクリーン印刷、限定枚数で販売されたペーパー作品のこと。

2020年は世界中にコロナが蔓延し、世界中の国でロックダウンや緊急事態宣言が発動され屋外の活動が制限された。

世界各国の中央銀行が金融緩和をしたこと+巣篭もり需要が重なったことで、マネーが現代アートにも流れ込み、バンクシー作品の価格が高騰した。

2020年は特にエディション作品の価格高騰が著しく、たった半年で3倍近くも価格が上がるタイトルもあった。

2021年に入ると、オリジナル作品の価格は引き続き上昇したが、エディション作品の価格上昇は落ち着き、ほとんどのタイトルが一時期の最高値から調整した。

(*2020年の価格高騰が激しすぎたので、下げたではなく、調整したという表現を使っています。)

2021年が終わり、2022年3月現在はエディション作品の価格調整も落ち着いて来た感がある。

2021年に起きた内容のまとめ

・バンクシーのオリジナル作品価格が高騰、高額落札額トップ10が6作品も入れ替わる。

・エディション作品の価格上昇が落ち着き、一時期の異常な価格から調整した。

・バンクシーは2021年も変わらず作品を発表し続けた。

・「バンクシって天才か反逆者か?」「バンクシーって誰?展」の2つの大型バンクシー展が日本中を巡回して、日本でもバンクシー人気が定着し始めている。

歴史的に見て美術品はインフレに強い資産

歴史的に見て美術品というのはインフレに強い資産と言われている。

2022年2月10日にアメリカ労働省が発表した、同年1月の消費者物価指数は前年同月比7.5%上昇し、約40年ぶりの高水準になった。

一方、日本では発売以来40年近く、値上げされなかったうまい棒の価格が10円→12円に上がることで、国内の物価上昇が印象的だった。

石油価格の高騰、ロシアのウクライナ侵攻、サプライチェーン問題、金の価格上昇など2022年はまだまだインフレの問題が収まりそうにない。

「歴史的にみて美術品がインフレに強い資産」ということは、2022年以降、バンクシー作品の価格には追い風が吹いていることになる。

アートに投資の専門家の意見を取り入れるのは好きではないが、著名な投資家にはこう話す人もいる。

・世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」創業者のレイ・ダリオ氏は2022年のインフレヘッジに金、ビットコインや美術品が有望だ予想している。
・日本でも有名な世界的投資家でクォンタム・ファンドの共同設立者の「ジム・ロジャース」は、2022年のインフレヘッジに、銀、銅、美術品だとすすめている。

2022年バンクシー作品の価格はどうなるのか?

大前提として、バンクシー作品価格の予想を100%的中させるのは不可能だが、2021年起こったこと、そして、現在の状況を考慮して、2022年のバンクシー作品の価格がどうなるか予想していこうと思う。

オリジナル作品の価格について

2021年に引き続き、2022年もバンクシーのオリジナル作品は高額で落札されている。

流石に、オークション落札直後にシュレッダーで細断された「Love is in the Bin」の越える、29億円を越える作品が誕生するのは考えにくいが、人気のタイトルがオークションに出品されれば、引き続き高額で落札され、高額落札額ランキングがいくつか入れ替わるだろう。

エディション作品の価格について

*ここでいうエディション作品とは、Pest Control(ペストコントロール)の発効するCOAが付属した、シルクスクリーン印刷、限定枚数で販売されたペーパー作品のこと。

2021年、バンクシーのエディション作品は大幅に価格調整したが、2022年に入ると、価格調整も落ち着いてきている。一時的かもしれないが、少し価格が上がっているタイトルもある。

2022年のインフレがバンクシーのエディション作品価格に与える影響は予想しづらいが、資金繰りに困って、市場価格よりも安価に作品を手放す人がいる場合を除き、

横ばいか、じわじわ作品価格が上がるんではないかと予想している。

長期的に見ると心配の必要はない…

これから5年、10年、15年と引き続きバンクシーは我々を驚かす新しい作品を発表し続けるだろうし、バンクシーの人気が長期的に落ちることも考えにくい。

「歴史的に見て美術品というのはインフレに強い資産」と言われているということは、バンクシー作品の価格も物の価値とともに、じわじわ上がっていくと考えるのが、妥当だと思う。

なので、これからも一時期に価格が下がったとしても、5年、10年、15年と長期的に見ると、一時的な価格の下落は気にする必要はないのかもしれない。

最後に

「ここまで作品価格のことを語っておいてなんやねん」と思われるかもしれないが、最後に伝えたいのは「アートは本来、飾って楽しむものであり、投資商品として見ること」は絶対にオススメしない。

なぜなら「投資的な作品価値」や「作品価格の上下」ばかりに気が入ってしまい、アート作品を飾ることによって得られる「心の豊かさ」や「自由な発想力」など、金銭的な価値では測れない豊かな時間や体験を得る価値を失ってしまうからだ。

この記事の内容は今後、欲しいバンクシー作品が見つかり、その作品が買える時に、「なるべくお得に買うため」の参考程度に見てもらいたいと思っている。

いつもの繰り返しになるが、バンクシー作品は「欲しい作品が、買える価格で見つかった時」に買うのがオススメ。

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