The Art of Banksy

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2024/9/10

バンクシー(Banksy)「Napalm」作品解説と販売!

「Napalm」はバンクシー作品の中でも、最も政治色が強く、風刺が利いている作品かもしれません。 「Napalm」には別名「Can't beat that feeling」というタイトルもあります。 実はこの作品がベトナム戦争で有名な写真がベースになっていたのをご存知でしたか。 ナパーム弾から逃げる少女 この写真は1972年ベトナム戦争末期に撮られたAP通信のカメラマン「ニック・ウト」が撮影したものです。 写真に映し出されたのはナパーム弾で立ち上る黒煙を背に必死に逃げる子供たち...そして、ナパーム弾でや ...

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2024/6/10

バンクシー WCP 購入ガイド 本物のWCPについて詳しく解説

このブログでバンクシーの作品について書く時は、基本的に「本物のバンクシー作品」か「オフィシャルアイテム」についてだけ書くようにしています。 なぜなら、怪しい作品があまりにも多く市場に出回っていて、混乱してしまうからです。ストリートに残された無数の道路標識。エンドレスに出てくる、段ボールアート。そして、偽物のCOAが付属する作品などなど、怪しい作品は多岐に渡ります。 本物のバンクシー作品価格が高騰するにつれ、WCPについての問い合わせがかなり増えています。しかも、国内では、複製品のWCP作品を数十万円で販売 ...

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2023/12/6

Banksy(バンクシー)を象徴するスマイリーの作品「Have a Nice Day」「Flying Copper」の意味と解説

バンクシー作品を象徴するモチーフと言えば、サル、ネズミ、スープ缶がある。しかし、今回紹介するスマイリーの作品も忘れてはいけない。 バンクシーの過去の活動を見ると、ごく初期の頃からこのスマイリーの作品は存在している。 Have a nice Day 2003 まず紹介するのは「Have a nice Day」だ。この作品は2003年に、バンクシーが設立した伝説のギャラリー「POW」こと「Pictures on Walls」の設立時に発売された記念すべき作品だ。 言い方を変えれば、バンクシーのメジャーデビュー ...

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2023/11/26

バンクシー作品から学ぶアート思考1

2017年、山口周氏が「世界のエリートはなぜ「美意識を鍛えるのか」」という書籍を発売。アート・芸術というカテゴリーで異例の20万部以上が売れている。この本の発売以降「アート思考」という考えがビジネスパーソンの間で一気に拡がった。書籍の中では「世界のエリート達がなぜ美術館に通い、オフィスにアートを飾ることで感性や感覚を磨いているのか」が説明されている。 そして、この本の発売以降これまでアート思考に関する書籍がたくさん発売されてきた。 アート思考とは何か? ゼロから1を生み出す魔法の思考法? アート思考といっ ...

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2024/4/1

バンクシー「Cans Festival」 2008年に開催した伝説のストリートアートフェスティバル

バンクシーは2008年5月3日から5日までロンドンの「Leake Street」という通りで伝説のストリートアートフェスティバル「Cans Festival=カンズフェスティバル」を開催しました。 ここはロンドンにある有名な観覧車「London Eye」から徒歩3分の場所。かつて、ユーロスターで使われたロンドンのウォータールー駅の下にあるトンネルの中でした。 当時、ここは立ちションのアンモニア臭が漂う悪名高き場所として有名で、お客さんを拾う前のタクシーだけが使うような場所でした。ちなみに、バンクシーもこの ...

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2024/7/23

バンクシー(Banksy)を象徴するおサルの作品「Monkey Queen」の意味と解説

バンクシー作品を象徴するモチーフにはネズミ、スマイリー警官、スープ缶など沢山あります。もちろん、おサルのモチーフも忘れてはいけません。 この記事で紹介するのは、おサルをモチーフにした作品「Monkey Queen」です。 「Monkey Queen」が最初に登場したのは2001年。バンクシーがジェイミー・リードと一緒に開催したエキシビション「Peace is tough」の会場でした。 2001年 ジャイミー・リード x バンクシー のエキシビション「Peace is tough」 「Peace is t ...

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2024/2/10

バンクシーの活動を年代順に解説

バンクシー(Banksy)、この名前は今やストリートのみならず、サザビーズなどの老舗オークションハウスをも騒然とさせ、バンクシーのストリートアート作品は予期せぬ場所に突如として現れ、社会へメッセージを投げかけていきます。 1200万人を超えるフォロワーを誇るバンクシーの公式インスタグラムから写真が投稿されるやいなや、それは瞬く間に大手メディアやギャラリー、そして影響力のあるインフルエンサーたちによって世界中に拡散されていきます。それでも、正体を明らかにしないまま匿名性を守り続けるバンクシー。彼の正体に関す ...

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2023/11/30

バンクシー(Banksy)作品の意味と解説「Kate Moss」

現代アートを代表する作品の「マリリン・モンロー」。もちろん、この作品はポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルが生み出した作品だ。 説明の必要はないかもしれないが、バンクシーの「ケイトモス」は「マリリン・モンロー」へのオマージュ作品だ。 人気価値ともに唯一、「Girl with Balloon」に匹敵するのがこの「ケイト・モス」だろう。 250億円で落札された「マリリン・モンロー」 アンディ・ウォーホルのマリリン・モンローといえば、2022年5月8日のクリスティーズ・ニューヨークに出品され、1.95億ドルで ...

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2024/10/10

Banksy(バンクシー)作品の意味と解説 「Laugh Now」

バンクシー作品を代表するモチーフと言えばおサル... または、チンパンジーでしょう。ここで紹介する「Laugh Now」はそのおサルの作品の中で人気TOP5に入ります。 「Laugh Now」が一番最初に登場したのは2000年。バンクシーがロンドン「Rivington Street」で開催した野外エキシビションでトンネルの壁に描かれました。おサルの頭に宇宙人のアンテナのようなものが付いています。 そして、エディション作品の「Laugh Now」の元になったのは、2002年イギリス南部の港町「ブライトン」の ...

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