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バンクシーモネのオマージュ作品が10億円越えで落札。歴代落札額トップ2位にランクイン!(2020年10月26日時点)

2020-10-26

2020年10月21日、モネの代表作「睡蓮」をオマージュしたバンクシーのオリジナルキャンバス作品「Show Me the Monet」がサザビーズ・ロンドンに出品された。

アート関係の専門家の間では、去年の2019年10月に約13億円の歴代最高額で落札された「Devolved Parliament」の落札額を抜くのでは...と噂されていた。

結果は、予想落札額300万〜500万ポンドに対して755万1600ポンド、日本円にして10億円越えの高額で落札された。

つい、2週間前に高額落札額ランキングトップ2位にランクインした「Forgive Us Our Trespassing」の約8億9600万円を抜き、バンクシーの歴代高額落札額トップ2位にランクインした。

「Show Me the Monet」の作品詳細

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  • タイトル: Show Me the Monet
  • 制作年: 2005年
  • サイズ: 縦143.1cm x 横143.4cm (額装時)
  • 技法:油彩
  • Pest ControlのCOA付き

こちらの作品はクロード・モネの代表作「睡蓮」をオマージュしたもので、モネの日本の橋がある庭園にトラフィックコーンやショッピングカートが不法投棄されているシーンを描いている。

「現代の大量消費主義を推し進めることで、美しい庭園の景観さえも汚し、環境破壊を進めている」と非難しているのだろうか。

この「Show Me the Monet」は2005年、当時のバンクシーの代理人「スティーブ・ラザリデス」とともに開催したエキシビション 「Crude Oils」で展示された作品で、2005年にスティーブ・ラザリデスがバンクシーからこの作品を直接買取り、今回、スティーブ・ラザリデスが直接オークションに出品している。

バンクシーの作品は10億円は軽く越える...

2018年頃までは、バンクシーのオリジナル作品がオークションに出品されても、100万ドル(もしくは1億円)を超えることはほとんど無かった。

しかし、2019、2020年とオークションに出品されるバンクシーのオリジナル作品が1億円を越えることは普通のことになって来て、今回「Show Me The Monet」が、2度目となる10億円の大台を越えた。

今の所、2019年10月に落札されたチンパンジーの英議会「Devolved Parliament」の約13億円と、今回約10億円で落札されたモネのオマージュ作品「Show Me the Monet」の2作品が10億円を越えているのだが、

今後もオークションで10億円を越えて落札される作品はどんどん増えてくるだろう。

そして、バンクシーのオリジナル作品の価格高騰に釣られて、バンクシーのシルクスクリーン作品の価格も、これまでと同じように価格を上げてくる可能性は高い。

いつもの繰り返しになるが、もし、欲しいバンクシー作品がある場合は、その作品が本物であることを確かめ、出来るだけ早く作品を購入することをおすすめする。

P.S.どうやって、バンクシーの作品が本物かどうか見分けるかわからない...という方はこちらの記事を参考に。

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