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遂に、バンクシーが正式に大英博物館へ仲間入り! 


2月1日付け 英紙ガーディアンの記事によると、 2004年に制作された故ダイアナ妃で作った偽の10ポンド紙幣「Di-faced Tenner」が公式に大英博物館のコレクションに仲間入りした。

今回はバンクシーが無断で展示したわけでなく、大英博物館側が正式に所蔵した。

本物の10ポンド紙幣には、Bank of England(=イングランド銀行)と印刷されているが、バンクシーのDi Faced Tennerには「Banksy of England(=イングランドのバンクシー)」と印刷されている。

大英博物館のモダン・マネーのキュレーター、Tom Hockenhull氏は 英紙ガーディアンのインタビューで次のように話している。

長年の間、「パロディー紙幣」のコレクションに、この「Di-Faced Tenner」を加えようと頑張っていたが、バンクシーの代理人を通じてやっと本物が入手できた。

https://www.theguardian.com/artanddesign/2019/feb/01/banksy-donates-fake-bank-note-artwork-to-the-british-museum

こうして、バンクシーの「Di-Faced Tenner」は大英博物館の硬貨、メダル、紙幣と同じコレクションに収蔵されるそうだ。

現時点で近々に展示される予定はないらしいが、ロンドンへ立ち寄る機会があったら、ぜひ大英博物館を訪れて見てきて欲しい。

覚えていますか? 2018年、英サザビーズで落札直後にシュレッダーで細断されたあの作品のその後…..

2018年10月、英サザビーズでBanksy(バンクシー)の1/1オリジナル・キャンバス作品「Girl with Balloon」が落札された。その直後、バンクシーが秘密裏に額縁内に仕込んでいたシュレッダーが動き、約1億5000万円で落札されたばかりの作品が大勢が見守る中、シュレッダーを通り、細断されていった。

さらに詳しく知りたい…という方はこちらの記事でご確認を。

Love is in the bin の誕生。

落札直後に細断された作品は、バンクシーによって「Love is in the bin」と名付けれられた。

奇跡的に、途中でシュレッダーが止まってしまったが、バンクシーの当初の計画では、最後まで作品がシュレッダーにかかり細断されるはずだったそうだ。

「このパフォーマンスで、作品の価値がさらに上がるだろう。落札者はこの作品をこれからどう扱うのか?」と、一部で言われていましたが結局、落札したヨーロッパ在住の女性コレクターがそのまま購入することになった。

バンクシー「Love is in the bin」がドイツのフリーダ・ブルダ美術館に展示中!2019/3/3まで。

その「Love is in the bin」が、現在、ドイツ南西部バーデン・バーデンの美術館「フリーダ・ブルダ美術館(Frieder Burda Museum)」で、2019年3月3日まで展示されている。

ここで少し横道へそれてしまうが、フリーダ・ブルダ美術館の近くには、グラフィティアーティスト、クンストラーゼン(Kunstrasen)のスタジオもある。スタジオへお邪魔した際にクンストラーゼンと一緒に訪れた美術館でもある。

現代アートの巨匠の作品も展示する美術館

この美術館を訪れた時、ドイツ人写真家・現代アートの巨匠「アンドレアス・グルスキー」の写真展が行われていた。

ライン川 II(1999年)- アンドレアス・グルスキー

アンドレアス・グルスキーと言えば、地球上で撮影された全ての写真の中で史上最高額(430万ドル)で落札された「ライン川 II(1999年)」で有名だ。

「ライン川 II」もこの写真展に展示されてあった。

壮大な世界観と、各自がそれぞれの経験、記憶、写真を見て感じることをレイヤーのように重ね合わせ、それぞれの作品を心の中で作り上げていく、、、そんな印象深い作品が多かったのを覚えている。

なぜここでこんな話をしたかというと、

バンクシーは現代アートの世界に着実に認められ、アートの歴史に名を刻み続けている。

その事実を伝えたかったからだ。

大英博物館のコレクションに偽10ポンド札「Di-Faced Tenner」が収蔵された。今はまだ、展示予定はない、とのことだがいずれパロディー紙幣の所蔵品と共にバンクシーの紙幣が飾られる時も来るだろう。

本来、グラフィティアートが飾られることはまずなかった「大英博物館」が正式にバンクシーの代理人からこの紙幣を手に入れた。

サザビーズ のオークションで落札直後、シュレッダーを通った「Love is in the Bin」も現在、ドイツの現代アート美術館「フリーダ・ブルダ美術館」で展示されている。

アンドレアス・グルスキー、ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコのような現代アート作品が展示される現代アート美術館「フリーダ・ブルダ美術館」に作品が展示されたということは、どういうことか?

この2つの事例だけを見ても、現代アートの世界が、かつて落書き行為により警察に追われていたバンクシーの作品を好意的に迎え入れようとしているのがわかるし、そこにバンクシー作品への関心の高まりが垣間見れる。

2019年、Banksy (バンクシー) の作品価格はどうなっていくのか? 作品購入を考えている方へ

これまでのBanksy(バンクシー)作品の価格の流れを見てみると、大きなパフォーマンスがあった後、作品価格も上がる傾向にある。

2005年、MOMAにアンディ・ウォーホルへのオマージュ作品「Soup Can」を無断で展示した直後もそうだ。(大英博物館やルーブル美術館など他の美術館にも侵入して作品を無断展示している。)

2015年、ディズニーランドを皮肉った、憂鬱になってしまうテーマパーク「ディズマランド」を開園したとき。

先ほども紹介した、オークション落札直後に落札された作品がシュレッダーに掛かってしまうという前代未聞のパフォーマンスによって生まれた作品「Love is in the Bin」の直後もかなりの勢いでバンクシー作品の市場価格が上がった。

バンクシーの意図とは反対に、現代アートの世界はどんどんバンクシーを取り込もうとしている。

これまでピカソやアンディ・ウォーホル、ダリなど高額作品を購入していた現代アートコレクターがバンクシー作品に興味を持ち出す流れが強まり、2019年もバンクシー作品の市場価格がじわじわと少しずつ上がっていく流れが続いていくと予想される。

そして、また、バンクシーがひとたびパフォーマンスを起こせば、作品価格はさらなる上昇を見せるだろう。

P,S,
2019/03/03 までにドイツへ行く機会がある方はぜひ、「フリーダ・ブルダ美術館」訪れて「Love is in the Bin」の前に立ってください。

その後はドイツのシュトゥットガルトの美術館「シュターツギャラリー(Staatsgalerie)州立美術館」で展示予定。

P,P,S
余談ですがバーデン・バーデンまでは、フランクフルトから電車で3時間程で行けるし、歩いて10分くらいのところには水着で入るスパ、素っ裸で入るお風呂、2種類のスパで楽しめて、帰りにはスパの前にあるバーで楽しめます。

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