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バンクシー海に投棄された奴隷商人「エドワード・コルストン」銅像の平和的な解決策を提示!

2020年5月末、米国人男性が白人警官に膝で首を押さえつけられ死亡した事件を受け、全米のみならず、世界中で人種差別の抗議デモが拡がっている。

6月6日、バンクシーはその抗議運動を支持する新作を自身の公式インスタグラムに投稿した。実際の作品について書いた記事はこちら→バンクシー黒人差別への抗議デモを支持、最新作で米国の闇を暴く?

この記事の最後でも書いたように、6月7日、バンクシーの故郷でもある英西部の港街ブリストルで人種差別に対する抗議デモが大々的に行われた。

奴隷商人エドワード・コルストンの像が破壊、投棄される

上のYoutubeの動画でも観れるように、街の中心部にあった17世紀奴隷貿易で巨万の富を得たブリストルの奴隷商人「エドワード・コルストン」の銅像がなぎ倒され、街中を引きずり回され、運河の中へ投げ捨てられた。

1672年〜1689年の間、エドワード・コルストンの会社は8.4万人以上の奴隷を、西アフリカからカリブ諸島やアメリカ大陸に船で輸送した。航海の途中、非衛生的な環境、栄養不足や赤痢により、1.8万人あまりの人々が死亡したとも言われいる。

残酷なビジネスで富を成した資産家のあるあるではないが、エドワード・コルストンは晩年、奴隷貿易で得た巨万の富を使い、たくさんの慈善活動を行い、ブリストルの色んな文化的、宗教的施設を建てた。

彼の多大なる慈善活動もあり、ブリストルの街中には彼の名を冠した建物や通りがたくさんある。

しかし、最近は「建物や通りに、奴隷貿易で財を成した人間の名前を冠するとはなんぞや!」と問題になっていた矢先に、今回の黒人差別抗議運動と重なり、なぎ倒され、海に投棄されたのがこの銅像だ。

バンクシーの解決策、エドワード・コルストン像はこうすればいい

エドワード・コルストンの銅像が建っていた台座は今は空っぽになり、何も建っていない。その台座に何を置けばいいか解決案を提示したのが、今回バンクシーが自身の公式インスタグラムに投稿したこのスケッチだ。


バンクシーのスケッチには何が描かれているのか?

今回のバンクシーの新作で描かれているのは、海に投棄されたが、台座の上に戻された奴隷商人「エドワード・コルストン」の銅像とその銅像を引きずり下ろそうとするデモ参加者達。

投稿のコメント欄にはこう書かれている。

What should we do with the empty plinth in the middle of Bristol?

Here’s an idea that caters for both those who miss the Colston statue and those who don’t.
We drag him out the water, put him back on the plinth, tie cable round his neck and commission some life size bronze statues of protestors in the act of pulling him down. Everyone happy. A famous day commemorated.

訳すと、こんな感じだろうか。

ブリストルの中心地にある空っぽになった台座をどうするのがいいだろうか?エドワード・コルストンの銅像を残したい人、残したくない人両方の要望をかなえるこんなアイディアはどうだろうか?

まず、銅像を海の中から引っ張り出す。そして、台座の上に戻す。ケーブルで首を縛り、等身大サイズの抗議デモ参加者を置き、あたかも銅像を引きずり下ろそうとしているように見せる。

これでみんながハッピーだ。有名な記念日の誕生だ。

真実を見る目を養う

バンクシーはこんなことは言わないだろうし、バンクシーが直接言ったわけではない。

しかし、今回の破壊、投棄された奴隷商人「エドワード・コルストン」の銅像の解決案や、前回のバンクシー黒人差別への抗議デモを支持、最新作で米国の闇を暴く?で発表した作品の時のように、

与えられた情報や観たニュースをそのまま鵜呑みにするんではなく、色んな面からその情報やニュースを吟味し、自分でその情報に包み隠された真実を見る目を育てて欲しいと伝えているようにも感じられる。

どちらにせよ、何事もただ鵜呑みにするのではなく、真実を見ようとし続けた結果として、バンクシーの今日の活躍があるのであろう。今後のバンクシーの活躍や発展がさらに楽しみになってきた。

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