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バンクシー 「愛はゴミ箱の中に / Love is in the Bin」が約29億円で落札、史上最高額を更新!

2021-10-15

2021年10月14日、サザビーズ・ロンドンのオークションが開催。バンクシー史上最も衝撃的な作品「愛はゴミ箱の中に / Love is in the Bin」が出品されました。

サザビーズのYoutube公式チャンネルではオークションの様子が生放送されました。予想落札額は400万ポンド〜600万ポンド(日本円にすると約6億円〜9億円)でした。しかし、入札開始からわずか1分程度で世界中からの入札が殺到。

予想落札額を軽く越え、最終的には1858万2000ポンドで落札。日本円にすると当時のレートで約29億円の史上最高額を記録しました。

Banksy 史上最も衝撃的な作品「愛はゴミ箱の中に」の詳細

タイトル: Love is in the Bin / 愛はゴミ箱の中に(細断前はGirl with Balloon)

サイズ : 縦 142cm x 横 78cm x 奥行き18cm

制作年:2018年(オリジナルは2006年)

技法:アクリル絵具. スプレーペイント. シュレッダー.

サイン : あり

エディション: 1/1 Original on Canvas

Pest Control COA:あり

Love is in the Bin(愛はゴミ箱の中に)はこう誕生した

まずは、今回1858万2000ポンド。日本円にして約29億円の史上最高額で落札された「Love is in the Bin(愛はゴミ箱の中に)」に付いて知らない方のために、作品の誕生について少し紹介させて下さい。

今回の史上最高値更新のちょうど3年前の2018年10月 サザビーズ・ロンドンのオークションが開催。そして、バンクシーの代表作「Girl with Balloon」こと「赤い風船に手を伸ばす少女(風船と少女) 」が出品。

「風船と少女 」が約1.5億円(104万200ポンド)で落札。しかし、落札直後 額装に内蔵されたシュレッダーが作動し、作品の半分が細断されました。そして、誕生したのが、こちらの「愛はゴミ箱の中に」です。

さらに詳しく知りたいって方はこちらの記事で読んで下さい→えっ!まじで? バンクシー「Girl with Balloon」1億5千万円で落札直後、シュレッダーに??

21世紀のアートの歴史に付いた価値はいくら?

こちらの動画がバンクシーが自身の公式インスタグラムで公開した「Love is in the Bin」が誕生するまでの一部始終を収めた動画です。

価格が高い=良い作品という考え方がいつも正しい訳ではありません。しかし、価格の高さによってある程度の社会的な価値基準を測ることはできると思います。なので、バンクシー史上最も衝撃的なパフォーマンスがバンクシーの作品価値をどれだけ上げたか、少し計算させて下さい。

バンクシー史上最も衝撃的なパフォーマンスが3年で約18倍も上昇させた

2018年10月に約1.5億円(104万200ポンド)で落札された「Girl with Balloon」は、上の動画のように額装に内蔵されたシュレッダーでビリビリに破られ、その動画がSNSやメディアを通じて全世界に拡散。

2021年10月14日には約29億円(1858万2000ポンド)で落札。たった3年という時間で作品価値が17.86倍も上昇しました。

また、サザビーズの関係者によると、この作品を落札したのはアジア人のコレクターだそうです。

今後のバンクシー作品はどうなるのか?

2018年、シュレッダーで細断され「愛はゴミ箱の中に」が誕生。以降、海外や日本でもアートに全く興味のない人までがバンクシーについて知るようになりました。

この頃から、高額作品を収集する現代アートコレクター達が本格的にバンクシー作品の市場に参入してきました。そして、バンクシーのオリジナル作品だけでなく、シルクスクリーン作品の価格も急激に上昇しました。

2022年以降は、バンクシー作品の価格上昇は落ち着いてきています。しかし、「愛はゴミ箱の中に」のような作品が誕生すれば、また作品価格の上昇に勢いが付くかもしれません。

これからも引き続きバンクシー作品の動向に注目していきます。

バンクシー vs レオナルド・ダ・ヴィンチ

10年、20年、100年、これから何年後になるかはわかりません。しかし、バンクシーの作品が約510億円の歴史上最高額で落札されたレオナルド・ダ・ビンチの作品「サルバトール・ムンディ」のような名作とオークションで競う時が来てもおかしくはありません。

なので、今回約29億円で落札された「Love is in the Bin」の記録もバンクシーの歴史からすれば、序章にしか過ぎないのだろう。

これからも新しいアートの歴史が誕生していく瞬間をこのブログでお伝えしていきたい。

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