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歴史上初、バンクシー作品が仮想通貨で落札できる?

2021-05-14

2021年5月12日、サザビーズ・ニューヨークで開催されたオークションにBanksy(バンクシー)のオリジナルキャンバス作品「Love is in the Air」が出品された。

サザビーズ・ニューヨークはニューヨークの仮想通貨取引所「COINBASE」と連携し、大手オークションハウスとしては歴史上初の試みとして、バンクシーの「Love is in the Air」の落札時にビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨での支払いを認めた。

2021年4月、デジタルアーティストのPak氏によるNFT作品(電子上の作品)のオークションで仮想通貨・暗号資産での支払いを認めたことはあったが、

今回、実物のアート作品落札の決済に仮想通貨での支払いを認めたのはバンクシーの「Love is in the Air」が歴史上初の作品となる。

サザビーズは今回のことで「仮想通貨など、デジタル決済の進化に慣れ親しんでいる新世代のコレクターに新たな機会を提供したい」と話している。

Love is in the Air - 作品の詳細

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  • ・タイトル: Love is in the Air 
  • ・制作年: 2006年
  • ・サイズ:90cm x 90cm 
  • ・技法: 油彩、スプレーペイントon キャンバス.
  • ・サイン:あり
  • ・Pest Control発行によるCOA付き

Love is in the Airってどんな作品?

「Love is in the Air」はマスクのようにバンダナで口元を隠した暴徒が火炎瓶の代わりに花束を投げようとする姿を描いている。

暴力の代わりに愛で戦えということだろうか....

この作品は「Girl with Balloon=風船と少女」と同じくバンクシーを代表する作品の一つで、キャンバス、シルクスクリーンや壁画など、色んな種類の「Love is in the Air」が存在する。

Banksy Wall and Piece

上の画像のように「 Love is in the Air」はバンクシー自身が関わった、バンクシー唯一の公式作品集「Wall and Piece」の表紙のデザインにもなっている。

10億円越えで落札、高額落札額ベスト5に入る!

今回のオークションで「Love is in the Air」の予想落札額は300万ドル〜500万ドル、日本円にして3億3000万円〜5億5000万円だったが、結果は予想をはるかに越える1209万3000ドル、日本円にして約14億円で落札された!

今年(2021年)3月に落札されたコロナ禍のナースを描いた「Game Changerは2317万6314ドル(約25億円)で2021年5月現在、歴代1位。

2019円10月にサルの英議会を描いた「Devolved Parliamentは1218万1424ドル(987万9500ポンド)で落札され、今のところ、歴代2位。

そして、今回の1209万3000ドルで落札された「Love is in the Air」はバンクシー作品の高額落札額ランキングの歴代3位にランクインした。

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