バンクシーは、2022年12月9日、自身の公式インスタグラムでウクライナ支援のための作品を抽選発売することを発表しました。
バンクシーの投稿 ↓
コメント欄には、「シルクスクリーンの作品を限定50枚制作しました。収益の全てはウクライナの友人たちに寄付します。」と記されてあり、販売ウェブサイトのURLも告知されています。(リンク先はこちらをクリック)
作品詳細
作品について
バンクシー直筆サイン入り
ED50:エディションナンバー入り
額付き
ハンドフィニッシュ
壊れもの(FRAGILE)と注意書きのあるダンボール箱から滑り落ちる一匹のラット(ねずみ)。
落ちまいと必死で堪えたのか、その爪でFRAGILEの「FR」を掻き消し、AGILE(状況の変化に応じて素早く対応する)になりました。
迅速に素早く行動する白いラット(ねずみ)がバンクシーなのか、5000ポンドを支払う購入者なのか、とにかくウクライナの人々を救いたいバンクシーの熱い想いが伝わってくる作品です。
最後の仕上げでは、バンクシー本人がピザ用のカッターで爪の引っ掻き傷を入れて仕上げるなど、エディション50ではありますが、考えようによっては世界に一枚しかない 1/1オリジナル感を楽しめる作品になっています。
今回、バンクシーがシルクスクリーン作品を発売するのは実に約3年ぶりで、2019年に公式オンラインショップGDPをオープンした時以来です。前回、オンラインショップで販売したシルクスクリーン作品は発売後、1〜2年で1000万円以上の値が付いていましたので、今回もそのくらいにはなるだろうと予想しています。
バンクシーの作品価格の相場を知りたい方の参考になればと思いますが、直筆サイン入り+ハンドフィニッシュなら、ほぼ確実に1000万円を超えていくでしょう。今回は 5000ポンド(約85万円)という驚きの価格なので、応募者が殺到するのは必死です。「最低でも数十万人の人がこの抽選販売に参加するでしょう」と予想していましたが、予測が甘かったです。応募総数 は100万を超えていました。
バンクシーが慈善団体に寄せた言葉
今回の作品は、イギリスの慈善団体「Legacy of War」を通じて抽選発売されます。そして、収益のすべてがウクライナ戦争の被害者に寄付されることになっています。
バンクシーは、作品の販売ページにこのような言葉を寄せています。
僕は「Legacy of War」のチームがウクライナへ駆け付け、爆撃により大きな被害を受け、最も助けを必要としている人達に医療やヒーター、飲み水、笑顔を提供しているのを見ました。彼らは僕に救急車も貸してくれました。ある時には、ある、おばあちゃんの家の壁にグラフィティアートを描いているのが見つかって、怒って警察に通報されましたが、この救急車のおかげで助かりました。僕ができる唯一のことは、救急車のナンバープレートを新しい、かっこいいものに変えるための資金を集めることだけです。
バンクシー
バンクシー作品 抽選販売、参加方法(抽選参加は 2022年12月16日まで!)
ここからは、抽選販売に参加する方法を簡単に紹介していきます。
- 「Legacy of War」のホームページのリンクをクリックしてください → https://banksy.legacyofwarfoundation.com
- 次に抽選販売ページのフォームに記入します。(こんな感じ↓)
- Prove you're not a robot by completing this sentence - I can prove I'm not a robot because...
(ロボットではないことを次の文で完成させて証明してください - ロボットではないことを証明できるのは...)
簡単な英文を入力してください。例えば、「I am a human.」 - First Name(名前を記入)
- PostCode / Zip(日本の郵便番号を記入)
- Email(メールアドレスを記入)
この4つを記入して、最後に「ENTER」を押すと抽選販売への参加完了です。あとは結果を待つだけ。もちろん、同一人物による複数回の応募やボットを使っての応募は失格になります。
抽選応募の締め切りは2022年12月16日、日本時間の21時まで!抽選参加はお早めに!
最後に
抽選販売への参加方法がわからないという方がいらっしゃれば、コメント欄からメッセージをお寄せください。もしくは、抽選販売でめでたく当選して、作品を購入できるようになったという方も体験談をシェアして頂けると、僕らバンクシーのファンにとってはありがたいです。
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