2019年10月3日、過去最大のBanksy(バンクシー)作品「Devolved Parliament」がロンドン・サザビーズのオークションに出品され史上最高額の約13億円を記録した。
「えっ13億円で落札されたバンクシー作品って何のこと?」という方はこちらをクリック。
Banksy Devolved Parliament 2009
世界のみならず日本でも色んなメディアがこの話題を取り上げ、今大変な話題になっている。
一桁違う過去最高額
これまでの最高額は2008年2月14日のニューヨーク・オークションで落札された「Keep it Spotless」で、その額、約1.9億円(170万ドル)。
今回記録した落札額は約13億円なので、単純に計算しても約6.8倍も前回の過去最高落札額を更新している。
ねらう高額作品コレクター達...
今回、チンパンジーの議会を描いたバンクシーの作品が10億円、もしくは1000万ドルの大台を突破した。
その結果、今までバンクシーの作品に見向きもしなかった現代アートをメインに高額作品を集めるコレクター達が、さらにバンクシー作品に流れる勢いが強まりそうだ。
実際、去年2018年10月のBanksy(バンクシー)の「Girl with Balloon」が、約1億5000万円で落札直後、ビリビリに細断された事件以降、世界中に新しいコレクターが増え、じわじわとバンクシー作品の市場価格は上昇を続けている。
バンクシーのサイン入り作品も売れ始めている....
オークションでバンクシー作品が13億円で過去最高額を記録したのが理由かどうかはまだ断定できないが、
これまで、エディションナンバーのみのシルクスクリーン作品に比べ、比較的、売買の回転が遅かったサイン入りのシルクスクリーン作品が、世界中のいろんなギャラリーやコレクターから勢いよく売れ始めている。
ついここ数日の間に、実際に日本のコレクターから何件かバンクシーのサイン入り作品の問い合わせがあり、世界中のギャラリーやコレクターに問い合わせても、「その日のうちに、他のコレクターが購入してしまった」という事例が何件か続いている。
ここ4−5年の流れを考えると、今後も、しばらくはこの流れが続きそうだし、今後、高額作品を集めるコレクターの流入により、サイン入り作品の売買がさらに激しくなりそうだ。
バンクシー作品の購入をお考えの方へ。引き続き、欲しい作品がある場合は早めの購入がオススメ!
これまでも、このブログの中で何度も話しているが、
もし、バンクシーの作品で欲しい作品がある場合、その作品が市場に出てきた時にすぐに確保することをオススメする。
でないと、その作品が次いつ市場に出てくるかわからないし、
もし同じ作品が次に市場に出てきたとしても、最低でも数10万円、サイン入りのシルクスクリーン作品なら、数100万円も作品価格が上がっていても不自然な話ではない。
去年、一昨年に引き続き、これが、Banksy(バンクシー)作品価格の2019年10月以降の傾向だ。
これからも、バンクシー作品の動向をこのブログでお伝えるする。