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バンクシー オリジナルTシャツ販売の全貌を公開!

2021-12-25

2021年12月20日、バンクシーは自身の公式インスタグラムで新しい動画を投稿した。

バンクシーはこの動画が投稿される1週間前、17世紀ブリストルの奴隷商人「エドワード・コルストン」の銅像を引き倒し、運河に投げ捨てた容疑で裁判にかけられている4人をサポートするため、バンクシー自身がデザインしたオリジナルTシャツを販売していた。

このTシャツの収益はすべて裁判中のイギリス人4人に寄付されることになっている。

この動画はバンクシーのTシャツがブリストルのショップで販売される様子を撮影したものだ。

インスタに投稿された動画がこちら。

 
 
 
 
 
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え、エドワード・コルストンの銅像ってなに?バンクシーのオリジナルTシャツって何?という方は、

1週間前に書いたこちらの記事がオススメ→バンクシー 奴隷商人の銅像を破壊した容疑で裁判にかけられた4人を支持するため、たった3800円でTシャツを販売。その目的とは?

バンクシーが世界に知ってほしい事件と裁判

今回のインスタグラムの投稿にはコメントはないが、動画の最後にバンクシーのメッセージが残されている。

こちらが動画の最後に登場するメッセージだ。

EDWARD COLSTON WAS A SLAVE TRADER FROM BRISTOL WHO SUPERVISED THE KIDNAP OF OVER 80,000 PEOPLE.

UP TO 20,000 OF THEM DIED IN TRANSIT AND WERE THROWN OVERBOARD.

THIS ISN’T ABOUT ERASING HISTORY IT’S ABOUT CONFRONTING IT. SUPPORT THE COLSTON 4.

日本語に訳すとこんな感じだろうか。

エドワード・コルストンはブリストルの奴隷商人だった。彼は8万人以上の人々の拉致を監督し、その内2万人もの人が輸送中に命を落とした。

そして、彼らは船の外に投げ捨てられた。歴史を消すのではなく、歴史に立ち向かおう。コルストン4(銅像破壊の容疑で裁判にかけられたイギリス人4人)を応援しよう。

バンクシーがオリジナルTシャツを販売した理由!

2020年6月、Black Lives Matter(黒人への人種差別の反対運動)の流れを受け、バンクシーの故郷ブリストルの奴隷商人「エドワード・コルストン」の銅像がなぎ倒され。そして、その銅像が運河の中へ投げ捨てられる事件が起きた。

そして、4人のイギリス人が、奴隷商人「エドワード・コルストン」の銅像を破壊した罪で裁判にかけられている。

バンクシーは自身がデザインしたオリジナルTシャツを通して、世界中の人にこの事件と裁判について知ってもらい「差別の歴史に目を背け、いずれ忘れ去るのでなく、立ち向かおう」というメッセージを伝えたかったのだろう。

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